津軽三味線チャレンジ1ヶ月が経過!ゼロから始めた初心者は上達できたのか?

2020年10月3日土曜日

津軽三味線 ゼロからの練習記録

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津軽三味線を始めて1ヶ月が経ちました!どれくらい上達したのか、動画を引用して報告していきますね。


始めて5日目くらいの動画がこちら。曲は『さくら』です。

一方、約1ヶ月経ったときに撮った動画がこちら。曲は『津軽じょんがら節 六段』のオリンピックバージョンなるものです。

違う曲の動画なので比較にならないような気もしますが、良くなっていることは伝わると思います。というか、5日目の動画は撥を持つ右手のカチカチ加減がヤバすぎます。三味線ロボットみたいになってる。それに比べれば、1ヶ月後の動画の方がマシにはなってるのではないでしょうか。


そうそう、先日近所の奥様方が噂話をしているところに通りかかりましてね…「どうやら近くに三味線弾いてる人がいる」って噂されてました(てへぺろ)。しかも「最近うまくなってきた」と奥様方に言われておりました。


とりあえず、迷惑にはなっていなさそうな雰囲気だったので一安心です。音が漏れ聞こえてきたくらいでも上達って伝わるのだなぁ、とも思いました。正直に言うと、忖度なく褒められたみたいで嬉しかったです。


さて、1ヶ月経って体に変化が起きてるので、この記事ではどんな変化があったのかお伝えしていきますね。結論から言うと、このセルフカスタムによって三味線が弾きやすくなりました。

津軽三味線チャレンジ1ヶ月で起きた体の変化

津軽三味線を未経験の状態で初めてから、1ヶ月が経ちました。この間に体にも変化があったので、どう変わったのか以下の2点をお伝えしていきます。


  1. 左腕の筋力がついた
  2. 左手の薬指の先の皮が厚くなった

左腕の筋力がついた

まず、左腕の筋肉(おそらく上腕二頭筋)が鍛えられました。三味線を構えたとき、棹を持つ方の腕ですね。


三味線を弾く間は棹を持つため、左腕はやや持ち上げた状態になります。上下に移動しながら糸を押さえるのですが、簡単な曲だと上に左手を置いたまま移動しないので、意外と左腕が疲れます。最初は30分くらいの練習でも結構疲れてしまい、長時間は練習できませんでした。


しかし、1ヶ月経ったら1時間くらいは余裕でずっと持っていられるようになりました!1日1時間の練習なら、左腕の疲れは特に気にならないです。1時間半~2時間くらい弾き続けると、ちょっと倦怠感が出てくるかな~程度。筋肉痛にはならないレベル。


これって筋力がついてきたってことですよね?どんな楽器もそうですが、楽器に合った筋肉が必要なので、ようやく津軽三味線のスタートラインに立てたのかな~という感じがします。


1時間弾き続けられる筋力がつけば、練習もしやすいし、ライブみたいな長丁場の本番とかがあっても大丈夫だと思います。私の場合はだいたい1ヶ月でそれくらいの筋力がついたので、初心者の方は目安にしていただければ。


なお、三味線の重さを左腕で支えている人は、フォームの改善が必要かもしれません。右の脚、おなか(あばらあたり)、右腕で銅をロックするので、左腕にはあまり重さはかからないと思います。

左手の薬指の先の皮が厚くなった

和文化の定理でも報告してきたとおり、左手の指先に血豆を作っては皮が剥けて…を繰り返していました。
津軽三味線の練習で血豆が!ハジキの過酷さとプロへのリスペクト


その結果、皮が厚くなったようで、触った感じも触られた感じも今までとちょっと違うんですよね。物に触れたとき、物と神経の間にもう一枚皮膚があるような感じ…って伝わるでしょうか?


1日1時間練習しても、血豆ができることはなくなりました。始めて1週間~2週間くらいの頃は血豆が出来ていたのですが、できなくなりましたね。皮が厚くなったことと、もしかしたら若干効率の良い音の出し方が身についてきたのかもしれません。


今は2時間続けて練習すると、水ぶくれができるかできないか、くらいの硬さです。練習を続けたら、もっと硬くなるのかな。硬い方がやりやすいかどうかは、なってみないと分からないですけどね…。


というわけで、血豆ができて痛かったのは、ハジキという摩擦が大きいテクニックを練習し始めてから2週間くらいです。それ以降はあまり痛くならずに練習できると思うので、初心者で指先の痛みに苦しんでいる方も、もう少しの辛抱かと思います!

【まとめ】1ヶ月あれば他人が聞いて分かるくらい上達する!

津軽三味線を始めて1ヶ月で、どれくらい上達したのか、どんな変化があったのかをお伝えしてきました。

ご近所さんにも伝わるのはちょっと恥ずかしいですが、他人が聞いても上達したと分かるくらい、音が変化してきたのだなと思います。筋力もついて指の皮も厚くなってきましたが、やってる本人としてはまだまだ伸びしろしか無い感じです。まだまだですもん!

同じく津軽三味線を始めた初心者の方も、これくらいは1ヶ月でできるんだな~と参考にしていただけたら嬉しいです。逆に「1ヶ月でこれしかできない」という見方もありますよね。和楽器の難しさ、奥深さも同時にお伝えできたら幸いです。

これからも定期的に練習成果を報告していきます。三味線を弾く人も弾かない人も、「へぇ~」とお楽しみいただければと思います!

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